ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

水辺のベンチシリーズ⑰ パイヒアの高台+ワイタンギに行った話

曇り空なのはもったいないけど、PAIHIAのビーチの端っこにある小高い丘の上から。 マオリ語で「PAI」は「Good」という意味。 そこに英語の「Here」の音がついて「PAIHIA(ここは良いところ)」と呼ばれるようになったとか。 その名の通りのとても良いところで…

今日の一冊「終末のフール」伊坂幸太郎

もう今月は伊坂作品しか読まない。と思ったけど、もう十月終わるやん。。一か月、というか今年一年速すぎて付いて行けない。私はまだ2020年くらいに取り残されている気分。 この本もいつぞや映像化されていたんだよな。でもストーリーとか別物そうで見な…

今日の一冊「ジャイロスコープ」伊坂幸太郎

開き直って伊坂作品祭りを始める三十路。人生の半分以上フリークしてるからネタは豊富。全作品を所蔵しているわけではないと思うけど。 これは、完全に独立した7編が収録された短編集。プラス、インタビューも載っている。 この短編の中では、「一人では無…

水辺のベンチシリーズ⑯ ピクトンの隠された入り江

この写真もお気に入り。ピクトンの隠された入り江にて。 どこにでも咲いているこの小さな花が、とても好きだった。 一時期、この群生がある空き地の近くに住んでいて、通りかかる度に撮ってた。 実はめちゃくちゃ小さい花だから、頑張ってアップにしていた。…

今日の一冊「チルドレン」伊坂幸太郎

今月、ジブリ原作か伊坂作品しか読んでない気がする。まあ凹みがちな一か月だったから仕方ないか。本当に好きな小説しか読めん。 『チルドレン』も伊坂作品の中でも好きな方。陣内君が最高だよね。我が道を貫く傍若無人さが。初めて読んだときはまだ高校生で…

今日の一冊「新訳 思い出のマーニー」ジョーン・G・ロビンソン

ジブリ原作シリーズ。映画館で米林監督のやつ観たけど、やっぱり内容的には小説の方が好きだなー。どうして映画だと日本が舞台になってたんだろ。まずそこを変えた意図が分からん。映像は確かにさすがジブリで綺麗だったけども。って誰目線だよ(笑) 原作も映…

水辺のベンチシリーズ⑮世界の果てまでの道程

ニュージーランド北島の最北端、ケープレインガに行こうとすると、 いくつかの方法がある。 一番ポピュラーなものは、車を借りて自分で運転して行くというもの。 でもこれ、かなりドライブ好きじゃないとしんどいんじゃないかな。 だって、途中からほとんど…

今日の一冊「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎

いきなり寒すぎて気力が低下する。。と、言うのは言い訳で、最近はいつも停滞気味。そんなときは好きな本でも読みましょう。ってことでお馴染みの伊坂幸太郎。 伊坂作品の中では、ちょっと毛色が違う気もする。といっても、それが良い味出していると思う。 …

泣きたくなったら読む本「村田エフェンディ滞土録」梨木香歩(角川文庫)

秋って気分落ち込みがちで、特に雨の前は空よりも曇よりする。何かするのも億劫で、でも何もしないのも憂鬱で。なんとなく泣きたいなーって気分の時に、つい手に取ってしまうのが「村田エフェンディ滞土録」なんだよな。 ノスタルジックで、メランコリックで…

水辺のベンチシリーズ⑭ 世界の果て

これもお気に入りの一枚。 ニュージーランド北島の最北端の、ケープ・レインガ。 北の果ての白い灯台。ここは、死者の魂が旅立つ岬。 春風は北から暖かい風を運ぶ。南半球だから、春は北から来るのです。 なんだか詩的な気分になっちゃうでしょう。 私は真っ…

今日の一冊「ティファニーで朝食を」カポーティ(新潮文庫)

殺伐とした殺人事件を読む気力がなくなってしまったので、古典的な文学を読むことに。やっぱり魔法の無い世界の、携帯電話も無い時代の話は何故か魅力的。 古典的な恋愛小説の文体って村上春樹感あるよねって思ったら、これの翻訳、ご本人だった。 「ティフ…

「魔女の宅急便⑥それぞれの旅立ち」角野栄子

キキちゃん、ママになって登場。三十代半ばになって、双子の姉弟のお母さんです。双子の名前は、ニニとトト。映画版で本名を付けられていたトンボさんは、永遠にトンボさんのまま。 ニニはキキにもトンボさんにも似ていない、やんちゃな子。トトはちょっと二…

水辺のベンチシリーズ⑬ ラッセルという小さな港町

ベンチと違うやん。・・・せやな(それが何か)。 という内心の会話。 いいんです。それがウォーターフロントにあり座れるならば このシリーズに十分対応可能なのです。 という緩すぎるジャッジメント。マイルール、ゴーイング・マイウェイ。 なにより、可愛く…

「魔女の宅急便⑤魔法のとまり木」角野栄子

4巻より先を読むのは、実は久しぶりだった。5巻の内容、初読かってくらい記憶がなかった。 13歳のときに独り立ちしたキキちゃんもついに20歳になります。ハリポタと違って一冊で1歳年を取るシステムではないので、あっという間に大人になってしまう。 な…

「魔女の宅急便④キキの恋」角野栄子

そろそろ飽きてきた。だって3巻以降は、キキの成長物語というよりは、ただの恋愛小説みたいなかんじで、私にとっては詰まんないんだもん。 ああ、そのもだもだしい感情、分かるよ、とか他人にどう見られているかって気になっちゃうよね、とか同じ人間として…

「魔女の宅急便③キキともうひとりの魔女」角野栄子

伊坂さんを魔女宅でサンドイッチすると、世界観違いすぎて脳が混乱する… さて、魔女宅シリーズ三作目。ケケちゃん登場でキキの生活を引っ掻き回します。 謎の家出少女のケケが、突然キキの部屋に居候するところから話が始まり、キキは放っておくことも無視す…

「ペッパーズ・ゴースト」伊坂幸太郎 (朝日新聞出版) の読了直後につらつら語る感想とも言えない何か。

ちゃっかりポストカードもゲット 昨日うっかり本屋で出会って、三秒だけ迷った挙句購入、からの迷わず本日読了。睡眠時間よりも読書が大事、とは言ってももう若くないので今日は入念に肌のお手入れをして寝ないとすでに荒れてる。 期待を裏切らない伊坂さん…

水辺のベンチシリーズ⑫ ランギトト島

この朽ちたベンチも、なかなか趣深く歴史を感じる。 ランギトト島は、オークランドから見える綺麗な円錐形の島。およそ六百年前の噴火によってできたとされる、比較的新しい島で、その昔は別荘地のような感じで人が住んでいたらしいけど、今では無人島。 「…

「魔女の宅急便②キキと新しい魔法」角野栄子

魔女の宅急便②キキと新しい魔法 魔女の宅急便、二作目!キキも十四歳になって、現代で言う中学二年か三年なわけで。思春期だし、まあ色々悩むよね。その悩みが「カワイイ」と思ってしまう程度には大人になりました。 大人になったら税金とか人間関係とか、そ…

今日の一冊「魔女の宅急便」角野栄子

台風が来て、さらに秋が深まるかと思いきや、夏。今日の日差しは、笑えるくらい、真夏だった。 先月からファンタジーブームが到来しているらしい。今日の一冊は「魔女の宅急便」有名ジブリ映画の原作だけど、初めて読んだのはまだジブリを知らない時代。私が…

今日の一冊「雨の塔」宮本あや子

いつ買ったのか分からないけど、いつの間にか積ん読に加わっていた不思議な子。なんか読む気がしなくて、いや、だったら何故買ったんだって謎なんだけど、台風で気分がざわついて、今までに読んだことのない物語を読みたいのに買いにも行けないし、そんな理…