ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

今日の一冊「新訳 思い出のマーニー」ジョーン・G・ロビンソン

ジブリ原作シリーズ。
映画館で米林監督のやつ観たけど、やっぱり内容的には小説の方が好きだなー。
どうして映画だと日本が舞台になってたんだろ。
まずそこを変えた意図が分からん。
映像は確かにさすがジブリで綺麗だったけども。
って誰目線だよ(笑)

原作も映画も。大筋のところでは変わらない。
養子で育ったアンナが病気療養と称して田舎町に滞在して、
そこで古い屋敷とそこに住む不思議な少女に出会い、
不思議な交流を経て、アイデンティティを見出していくって感じの。

小説の方がアンナの心情とかが繊細に表現されているし、
マーニーとの交流によるアンナの変化が分かりやすい気がする。
映画だと、結局マーニー何だったのって一回じゃ分かんなかった記憶がある。

私は映画を見てから原作を読んだけど、それで正解だったかも。
綺麗な映像を思い出しながら読めて、文字から想像できる世界が豊かになって。
原作読んでからだったら、釈然としない気分になっていた可能性はある。

愛された記憶って大事だよなーって思う。
それがあるから、自分がここにいていいんだって許されるというか。
アンナもマーニーとの思い出を見つけられたから、
最後は自信を持って世界と関わっていく力が出たんだなって。

あ、なんか今日は読書感想文らしいこと書いてる、珍しく。