ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

水辺のベンチシリーズ㉒ タカプナの公園

これはTakapuna(タカプナ)の公園。オークランド中心部からバスで10分くらいで行ける。 ハーバーブリッジを渡ってすぐ。ハーバーブリッジも一応観光名所の一つになっているけど、車でしか渡れないので、北の方に行かないと眺めることしかできない。 北の方の…

今日の一冊「竜宮ホテル 水仙の夢」村山早紀(徳間文庫)

今日は日本人作家さんだけど、ちょっと魔法な話。天狗は出てこないけど、幽霊とか猫娘的な妖怪は出て来る。 これも昨日に引き続き、シリーズ物の第三弾。謎に三の呪いに憑かれ始めた私。明日は意図的に何かの第三巻でも選んで行こうかな。 竜宮ホテルシリー…

水辺のベンチシリーズ/番外編 水辺じゃないけど魅力的なベンチまとめ

水辺のベンチ、というシリーズの根本から壊していくスタイルの番外編。 でもさ、魅力的で座りたくなるベンチの写真がいくつか見つかってさ。 水辺じゃないからって理由だけでお蔵入りさせとくのはなー、と考え、 そっか、番外編作っちゃえ、みたいな。勢いで…

今日の一冊「チャーメインと魔法の家」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)

やっと洋物!魔法が弾ける、空も飛ぶ!! これ、知っている人も多いだろうけど、かの有名な「ハウルの動く城シリーズ」の第三弾。いや、なんで「三」だけ読むねん、って感じよね。私もそう思う。でものっぴきならない下らない理由があるの。 「魔法使いハウ…

今日は二冊・二冊目「弥栄の烏」阿部智里(文春文庫)

八咫烏シリーズ六巻目。これで最後。続きは買ってないから。これは時間軸的には五巻目の話のちょっと前から、少し後までの話。五巻目で解けたと思っていた謎は、視点が変わっておやおや?ってなる。 主人公は誰って言えばいいんだろ。全体的な八咫烏側の視点…

今日は二冊・一冊目「玉依姫」阿部智里(文春文庫)

八咫烏シリーズ五巻目。これの主人公は志帆ちゃんという現代の女子高生。突然、八咫烏の世界に連れていかれて『山神』の母になれと言われます。始めは戸惑うけど、持ち前の前向きな性格で頑張る、みたいな。 ちょっと志帆ちゃんの順応能力に納得いかないんだ…

今日の一冊「空棺の烏」阿部智里(文春文庫)

順調に四巻目。 この巻は雪哉君が『勁草院』という学校的な所で頑張る話。若宮を始め、いわゆる皇族を守るための、文武ともに優れた人材を育てる施設ということで、少年たちがわちゃわちゃしている。学園ものみたいな雰囲気もある。 これからもっと暗くなっ…

水辺のベンチシリーズ㉑ マウント・ビクトリア(首都ウェリントン)

なんでこんなにベンチが!?ww というノリで撮った一枚。大して綺麗な光景でもない場所に居並ぶベンチ達。 まあ確かに青々した海は見えますけれども。ちなみに頂上ですらない。 ちなみにのちなみに、頂上からの景色はこんな感じ マウント・ビクトリアは標高1…

今日の一冊「黄金の烏」阿部智里(文春文庫)

ちゃんと順番に三巻目。三巻目が苦手だった理由を、もう一つ思い出した。ちょっとグロい表現があるんだった。。いや、かなり、かも。まず『大猿』による大量殺人?があって、それから物語の終盤でとある人物が殺されるんだけど、それぞれ割と残忍。展開上仕…

今日の一冊「烏は主を選ばない」阿部智里(文春文庫)

真面目に、昨日から引き続いて『八咫烏シリーズ』第二巻。 これは前作の「烏に単は似合わない」と対になっている話で、時間軸まで並行しているから、あの場面の裏でこんなことをしていたのか、みたいに裏話じゃないけど、逆の視点から見られて面白い。一作目…

今日の一冊「烏に単は似合わない」阿部智里(文春文庫)

そろそろ読み返そうかなーと思っていたシリーズ物。 物語が一段落つく六巻までしか持ってないけど、最近本屋で続きを見かけた。けど買わなかった。古本屋で運命的に出会えたら買おうかな、くらいの。一時期ハマってたんだけど、年取って熱意が冷めた。 これ…

今日の一冊「太陽の塔」森見登美彦(新潮文庫)

なぜか森見さん祭り開催中の私。「太陽の塔」は何回読んでも記憶に残らない。なんでだろ。白昼夢でも見ていたかのようにぼやけてしまって。 で、改めて読むたびに「あー(トーンは低め)」ってなる。腐れ京大生の男臭強めな感じ。そして、何度も「あーっwww」…

水辺のベンチシリーズ⑳ ピクトンの静かな入り江

ピクトンという小さな港町には、 シェイクスピア・ベイというこんなに素敵な入り江があるのです。 とてもとても穏やかな、澄み切った青い入り江。 木材の輸出場が近いので、静けさは写真程ではないけど。 このような木でできた散歩コースがあって、 とんとん…

今日の一冊「恋文の技術」森見登美彦

書簡体で書かれた小説に苦手意識があって、なんとなく読めていなくて、今回初めて読んだ。意外と面白かったわ。 研究の為に能登半島に流された守田一郎が書いた手紙だけで構成された書簡体。京都にいる仲間たちに次々と手紙を書いていく。返信の手紙は見せら…

今日の一冊「宵山万華鏡」森見登美彦(集英社文庫)

森見作品にハマったきっかけの一冊。高校時代に「太陽の塔」だったか何だったかで一度読んでいたけど、あんまり印象に残っていなかった。大学時代にこの「宵山万華鏡」を読んでスコーンっとハマった。 次に読んだのが「夜は短し歩けよ乙女」だったことも良か…

一昨日からの続き「妖怪博士」江戸川乱歩

勢いのままに、シリーズ三作目。ここまでしか持っていないけど、まだ続いているのね、ということをウィキペディアで知った。ウィキったら怪人二十面相の本名まで普通に出てきた。知りたかったのはソレジャナイ。 三作目を初めて読んだときは、えーって思った…

水辺のベンチシリーズ⑲ ウインターガーデン

オークランド・ドメインという大きな公園の中にあるボタニカルガーデン。 入園料が無料というかご自由にどうぞって感じだったから、しょっちゅう癒されに行っていた。 都心部にあることを思わず忘れてしまいそうな、山あり川あり博物館あり植物園あり、 なん…

昨日の続き「少年探偵団」(新潮文庫)

珍しく予告通りに江戸川乱歩。昨日はコナン君を思い起こしていたけど、こっちはもっとマイナーな「夢水清志郎シリーズ(はやみねかおる)」を想起した。 なんだっけ。そして五人がいなくなる、だっけな。マジシャンが黒い気球で飛んでいくやつ。オマージュとい…

今日の一冊「怪人二十面相 私立探偵 明智小五郎」江戸川乱歩(新潮文庫)

朝、急いで取りあえず薄くてすでにブックカバーの掛かった本を選んだら、まさかの江戸川乱歩。ランダム読書にも程があるわ。でもせっかくだから、明日は「少年探偵団」を読もうかな。 名探偵コナン世代だから、読んでいると端々にコナン君がちらつく。いや、…

今日の一冊「ジヴェルニーの食卓」原田マハ

原田マハは「カフーを待ちわびて」だけ読んだことがあったのかな。あったら読む、程度の作家さんだったけど、これは好き。そんなに分厚くないから、サクッと読み終わるかなって思ったけど、案外読了に時間がかかった。 今回は19世紀末~20世紀初頭の頃のフラ…

水辺のベンチシリーズ⑱ パイヒアの海上レストラン

波も穏やかな入り江にあるからこその、半海上のレストラン。 一人で食事は気が引けたので、午前中にコーヒーだけを頂きに行きました。 ドリンクだけでもOKと笑顔で席に案内してくれて、スタッフさんもとても感じが良かった。 カフェラテを一杯 座った窓辺の…

今日の一話「銀河鉄道の夜」宮沢賢治(新潮文庫「新編 銀河鉄道の夜」より)

唐突に宮沢賢治。作品集から「銀河鉄道の夜」だけ読んだ。 ドロドロした胸糞悪い話が読みたいと書いた翌日に賢治。言い訳をしよう。なんか突然、理由も無く昔読んだ本の内容が気になって、衝動のままに検証してしまうことってあるよね。まあそんな訳で今回、…

今日の一冊「朝のこどもの玩具箱」あさのあつこ

さて11月!今年も残り二か月!!なんて気づいてから、あっという間に3日になってて笑う。11月に入ってから眠すぎて本が読めない。いつもは移動の電車内で頑張って読んでいたんだけど。 今日の一冊はあさのあつこ。大学入ってすぐの頃にしばしば読んでいたけ…

水辺のベンチシリーズ⑰ パイヒアの高台+ワイタンギに行った話

曇り空なのはもったいないけど、PAIHIAのビーチの端っこにある小高い丘の上から。 マオリ語で「PAI」は「Good」という意味。 そこに英語の「Here」の音がついて「PAIHIA(ここは良いところ)」と呼ばれるようになったとか。 その名の通りのとても良いところで…

今日の一冊「終末のフール」伊坂幸太郎

もう今月は伊坂作品しか読まない。と思ったけど、もう十月終わるやん。。一か月、というか今年一年速すぎて付いて行けない。私はまだ2020年くらいに取り残されている気分。 この本もいつぞや映像化されていたんだよな。でもストーリーとか別物そうで見な…

今日の一冊「ジャイロスコープ」伊坂幸太郎

開き直って伊坂作品祭りを始める三十路。人生の半分以上フリークしてるからネタは豊富。全作品を所蔵しているわけではないと思うけど。 これは、完全に独立した7編が収録された短編集。プラス、インタビューも載っている。 この短編の中では、「一人では無…

水辺のベンチシリーズ⑯ ピクトンの隠された入り江

この写真もお気に入り。ピクトンの隠された入り江にて。 どこにでも咲いているこの小さな花が、とても好きだった。 一時期、この群生がある空き地の近くに住んでいて、通りかかる度に撮ってた。 実はめちゃくちゃ小さい花だから、頑張ってアップにしていた。…

今日の一冊「チルドレン」伊坂幸太郎

今月、ジブリ原作か伊坂作品しか読んでない気がする。まあ凹みがちな一か月だったから仕方ないか。本当に好きな小説しか読めん。 『チルドレン』も伊坂作品の中でも好きな方。陣内君が最高だよね。我が道を貫く傍若無人さが。初めて読んだときはまだ高校生で…

今日の一冊「新訳 思い出のマーニー」ジョーン・G・ロビンソン

ジブリ原作シリーズ。映画館で米林監督のやつ観たけど、やっぱり内容的には小説の方が好きだなー。どうして映画だと日本が舞台になってたんだろ。まずそこを変えた意図が分からん。映像は確かにさすがジブリで綺麗だったけども。って誰目線だよ(笑) 原作も映…

水辺のベンチシリーズ⑮世界の果てまでの道程

ニュージーランド北島の最北端、ケープレインガに行こうとすると、 いくつかの方法がある。 一番ポピュラーなものは、車を借りて自分で運転して行くというもの。 でもこれ、かなりドライブ好きじゃないとしんどいんじゃないかな。 だって、途中からほとんど…