ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

水辺のベンチシリーズ⑮世界の果てまでの道程

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ニュージーランド北島の最北端、ケープレインガに行こうとすると、

いくつかの方法がある。

一番ポピュラーなものは、車を借りて自分で運転して行くというもの。

でもこれ、かなりドライブ好きじゃないとしんどいんじゃないかな。

だって、途中からほとんど景色が変わらない殺風景な道路をひたすら片道3時間半、

先っぽに宿泊施設は無いから、一日最低往復の7時間も運転するなんて・・・

私ならゾッとします。

 

公共交通機関は無いので、次に現実的なものは、ツアーに参加すること。

私はもちろんツアーで行きました。

GREAT SIGHTSという催行会社のバスに乗れば、PAIHIAという町から日帰りツアーがあったので。

PAIHIAも素敵な町で、先日投稿したRUSSELLの町の近くですが、これはまた後日。

 

アーバスに乗れば、自力じゃなかなか行けない所にも自動的に行けるのが良いよね。

あと、一人参加でも寂しくない。

私は偶然隣に座った台湾人の女の子に仲良くしてもらってハッピーでした。

 

ツアーの途中では、ニュージーランドの太古の原生林に立ち寄って、固有の植物を観察できた。

私のお気に入りの固有植物は「カウリ」という木。

真っ直ぐにしか育てない硬くて強い木で、最長寿のカウリは日本の縄文杉と同年代。

歴史的に見ても面白いけど、ここじゃ語りつくせないなぁ。

 

それから、正式名称を忘れたけど、でっかい砂丘

水着を着ていれば、ボードに乗ってズサーッと砂丘滑りができる。

人によってはドロッドロになってたけど、楽しそうでした。

 

私がケープ・レインガの次に感動したのが、この「90マイルビーチ」

延々と続く真っ平らなビーチは、果ての世界にふさわしい。

どこまでも終わらなければ良いと思う程、広々と終わりが見えず、晴れ晴れとしていた。

でも余りにも終わりが見えなすぎで、途中で寝た。

目が覚めても、まだ同じ景色だったけど(笑)

 

そして辿り着く、世界の果て。水平線まで本当に海原以外なにも無いの。

すっからかんで、あけっぴろげで、でもあっけらかんと明るい。

ここから旅立てるのなら、死者の魂は寂しくなさそうだなって思いました。

むしろ私ならワクワクしちゃう。

 

グレートサイツのツアーは本当にオススメだったけど、今は催行してないみたいだなぁ。

日本語対応は無いし、ちょっと運転手さんの英語のなまりがキツくて半分以上何言っているか分かんなかったけど。

立ち寄るポイントは押さえているし、無理のないスケジュールになっていたと思う。

コロナが終わったら再開してくれると良いな。