ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

「魔女の宅急便⑤魔法のとまり木」角野栄子

4巻より先を読むのは、実は久しぶりだった。
5巻の内容、初読かってくらい記憶がなかった。

13歳のときに独り立ちしたキキちゃんもついに20歳になります。
ハリポタと違って一冊で1歳年を取るシステムではないので、
あっという間に大人になってしまう。

なんか4巻、5巻の展開はジブリ映画のストーリーと似ている。
魔法が上手く使えなくなって、ジジの言葉が分からなくなって。
ジジの彼女の名前は、リリーじゃないけど。

5巻でもお客さんのエピソードは少な目だけど、「海のかぎ」の話はとても好き。
海底から引き揚げられた謎の鍵と、その元の持ち主の家族の話。
その家族は昔からある開かずの箱を持っていて、中身を想像して楽しんでいたの。
いざ鍵が現れて、その箱を開けてしまったら・・・
すごく中身を知りたいけど、どうする?みたいな、ちょっとカワイイお話。
結末がとても好きなエピソード。

4巻、5巻を通して思うことは、意外とキキちゃんモテるよねって。
トンボさんも苦労するなぁ、と。

さあ、次の6巻が最終巻だ。
そろそろ殺伐とした殺人事件が読みたい。