ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

読書

今日の一冊:ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦(角川文庫)

大好きな森見さん作品。 何年か前にアニメ映画になったやつ。 不可思議で、可愛くて、切ない。 森見さんの作品って、京都の腐れ大学生が主人公で、 四畳半の安い学生アパートの畳を煮しめたようなアクの強い印象があるけど、 これは、そのアクも良い意味でク…

チーズと塩と豆と/集英社文庫のアンソロジー

角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織の四人の作家のアンソロジー。 それぞれタイトルは 神さまの庭(角田光代) 理由(井上荒野) プレノワール(森絵都) アレンテージョ(江國香織) 文庫のタイトル通り、全部料理がテーマになっていて、 舞台がヨーロッパ各国で…

今日の一冊「感傷コンパス」多島斗志之

ぼちぼち本棚の整理を行っています。 まずは数の少ないハードカバーの単行本から、 と思ったのですが、こんなの持っていたっけ!?読んだっけ!? と、手は止まりまくり。 数ページ読んでなんとなく内容を思い出したら閉じるようにしていたのに、 これは完全…

今日の一冊「ホワイトラビット」伊坂幸太郎(新潮社)

これはガッツリ黒澤さんが格好いいやつ。今村君もガッツリ出ていることはスッカリ忘れていた。てか「フィッシュストーリー」の「ポテチ」の主要メンバー再集合だったわ。 ずっと読み返そうと思ってて、ずっと放置していた。華麗なる伏線回収系の小説って一回…

今日の一冊「フィッシュストーリー」伊坂幸太郎(新潮文庫)

やっと有言実行できた。お久しぶりです、黒澤さん!(笑)しかしこれは独立した4つの物語の短編集だから、全部に黒澤さんがいるわけではない。 ・動物園のエンジン・サクリファイス・フィッシュストーリー・ポテチの4編から成るんだけど、それぞれ感慨深くて…

昨日読んだ本「光」三浦しをん/光なんてどこにあるんだ

はあー連続ブログ投稿記録が10日しか持たなかった~昨日はね、一日グウたらしていただけよ。伊坂作品祭りしようとしてたのに、うっかり漫画読んで半分終わった。 これじゃいかんと途中から三浦しをんの「光」を読み始めた。暗くなって疲れて終わった。なんで…

五十音順に自宅にある本を読んだら、伊坂幸太郎が絶壁になって立ちはだかると気づいた日

本棚の本を、五十音順に読んでいこうかと思って並べ替えてみた。ついでに何冊あるのか数えればよかったな、と後の祭り。五百冊くらいあったのかな。全部小説ってのがすごいな。かなり埃っぽかったから、今度晴れたら虫干ししつつ数えよう。 でも五十音順に読…

竜神が登場する小説といえば:「家守綺譚」(梨木香歩)

またパラパラと雨が降っている音が聞こえる。私の地域では「また雨か~」程度で済んでいるけど、それどころじゃない地域の皆様は不安な夜をお過ごしでしょうね。何もできない自分は情けないし、歯がゆいし、無力の極み。テルテル坊主じゃ何の慰みにもなりゃ…

今日読んだ本「風の歌を聴け」村上春樹

気分が沈んだとき、もっと深くへ沈みたいときは村上春樹を読む。 精神的にマゾヒストなときもあるよね。無い方がいいけど。 村上春樹を読むと、思考回路が淡々として、タバコをくゆらせたくなる。 「風の歌を聴け」ってデビュー作だったんだね。知らんかった…

雨の日に読みたい本について

今日も今日とて雨ですねぇ。 私の住んでいる神奈川は連日の雨で、 コロナだから積極的に出かけるのも憚られるし、自宅待機の日曜日。 昨日はそもそも電車が止まって動く選択肢はなかった。 インドアの過ごし方も煮詰まりそう。 今は書庫整理を言い訳に音楽を…

母に本を貸すというミッションは想像以上にインポッシブル

本棚を整理しようと思ったタイミングで、 雨で暇を持て余した母(70代)から「面白い本はないか」と言われ、 よし来た!と探してみたものの。。 自分の所蔵している書物の見事な偏りっぷりに気づいて愕然とした。 自分、ミステリーかモノノケばっかりやん。 70…

6月後半に読んだ本の話

私は幼稚園児の頃から本の虫で、 つまりは初めて文字を学んだ頃から読書好き。 学生時代は図書委員でもないのに図書室の住人をしてました。 エンターテインメント系しか読まないから、 大した身にもなってないところが勿体ない。 それでも構わぬと読み続けて…