ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

今日の一冊「ばけもの好む中将」瀬川貴次

私の大好きな平安時代
モノノケに会いたい中将様が主人公の青年、宗孝を振り回します。
時代的にモノノケは実在するものとされているから、
常識的な思考を持っている宗孝君はビビり散らしつつも逆らえずに振り回されます。

果たして今宵、中将様はモノノケに出会うことができるでしょうか、
みたいなストーリー。

平安時代の設定だけど、割とポップに会話が進むから、
あんまり時代物だ~って気張らずに読める感じ。
モノノケを探し回っているといっても全然ホラーじゃないし、
陰陽師みたいにこの世ならざる力を使うこともない。

結局一番怖いのは人間だね☆
みたいな、現代の常識に従う結論に至るので、ファンタジー要素は今のところなし。

私は途中までしか追えていないけど、十巻まで出ているらしい。
巻が進むにつれて、宗孝ファミリーがどんどん活躍していくから
(宗孝君にはお姉さんが12人いるという設定)、
それも面白くて何巻かそろえたけど、
日本にいないうちに何巻まで買ったか忘れて放置してた。
改めて読み直して、新巻を買うか決めようって思ったという現状です。