ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

今日は二冊・一冊目「玉依姫」阿部智里(文春文庫)

八咫烏シリーズ五巻目。
これの主人公は志帆ちゃんという現代の女子高生。
突然、八咫烏の世界に連れていかれて『山神』の母になれと言われます。
始めは戸惑うけど、持ち前の前向きな性格で頑張る、みたいな。

ちょっと志帆ちゃんの順応能力に納得いかないんだよね。
いやー、いくらその運命を背負った子だったとしても、
普通の女の子に色々と厳しくない?
ボーイスカウト的なものガチ勢だった人かなって。
途中から色々開花し始めてからは、あーうん、まぁって思えるけど。

ストーリーとしては面白いよ。
八咫烏の謎、大猿の謎、今までの4巻分に残っていた謎の答えがあるし。
あと天狗も出て来るし。

でもこれまでで最多死者数だよね。
誰が死んだのか、八咫烏側の固有名詞は志帆ちゃん視点だから出てこないけど。
このあと六巻で、お前だったのか…って心中がお通夜モードになる。