ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

秋の小説「クレヨン王国茶色の学校1・2」福永令三

秋の小説、思い出した!と、古い方の本棚を埃まみれになって探すアラサー。

古びた児童書を探し当てて喜ぶアラサー。

青い鳥文庫には小学生時代に大変お世話になりました。

そして、まさかのアラサーになってもお世話になりました。

 

ふとした瞬間に思い出す物語って、小さいころに読んだものだったりするよね。

「茶色の学校」の舞台は秋。さすがクレヨン王国は季節感が深い。

まあ、立冬に近い頃の話だから重陽の時期とは全然違うけど。

改めて読んでみたら、これ小学生向けなんか…!?ってビックリした。

小さな田舎町で、しっかりサスペンスしちゃってる。

 

喋る化け狸やら、古い神様やら、かわいい妖精のようなクレヨンさんたちの登場で

記憶は誤魔化されてたけど、ドロドロに大人の事情渦巻いているし、

最終的に主人公のたまちゃん誘拐・監禁されてた。

ストーリーは普通に大人用の小説としても受け入れられそう。

てかアラサーになって読んだ方が、色々考察できて楽しかったかも…

 

もう児童書はほとんど手元に残ってないんだよなぁ。

「茶色の学校」を残していたのは、私がたまちゃんと同じアトピー性皮膚炎を持ってて、

感情移入していたからってだけなのよ。

懐かしいなぁ。今読んだら、全然違う景色が見られるかもしれないんだなぁ。