重陽の節句と秋の小説
意味も無くやる気が出ない。でも意味がないからやる気がでないのかもしれない。
なんて馬鹿馬鹿しくて面倒臭い思考回路は、季節の変わり目だからでしょうか。
明日は重陽の節句だなーと思って、何か秋らしい小説でも読もう、と思ったんだけど…
秋らしい小説って少なくない!?ってか無くない!?
重陽をテーマにしていた物語、唯一思い出したのは「xxxHOLiC」くらいだよ。
漫画だよ。何巻だろ。四月一日君が店主代理になってからのお話。
あとは梨木香歩「家守奇譚」は、季節の移ろいの中で秋の深まりを感じるかな。
あれ、これも主人公ワタヌキ氏だな。漢字は綿貫だけど。
花屋で働いていた時代は、店頭に菊の花束をまとめて出したっけなぁ。
重陽が菊の節句と知っている日本人、少ないのかな。マイナーだもんな。
菊の花=仏花みたいな思い込みは日本人だけだし、
良く見たら花びらフリフリで可愛い花なんだから、偏見で見ないでほしい!
ニュージーランドの花屋さんではお祝い用ブーケも必ずスプレー咲きの菊が入ってた。
菊ってめっちゃ日持ちするし、水は汚れづらいし、花材として最高なのよ。
菊をより長持ちさせる水揚げ方法は、茎をハサミで切らずに、手でポキッと折ること。
なんて、花屋豆知識出してみたり。
たまに繊維がしぶとくて折れてくれない子もいるけど。その場合は水の中で斜めに切るのよ!
余分な葉っぱは落として、決して水に葉が浸からないように。
そして小まめに水を替える。それだけで綺麗がより長持ちします。
人間と一緒で、手を掛けてあげれば、頑張って咲いてくれる。
なんなら人間よりちゃんと応えてくれるから、花は可愛いのよね。