ひつじの部屋

多趣味・多経験を活かしたい

今日の一冊「朝のこどもの玩具箱」あさのあつこ

さて11月!今年も残り二か月!!
なんて気づいてから、あっという間に3日になってて笑う。
11月に入ってから眠すぎて本が読めない。
いつもは移動の電車内で頑張って読んでいたんだけど。

今日の一冊はあさのあつこ
大学入ってすぐの頃にしばしば読んでいたけど、
社会人になってから何故か読まなくなった。
久々に読んでみたけど、やっぱりどこか青少年向けって感じがした。
なんかいい意味でも、物足りない意味でも、爽やかで軽いのよね。
特にこの短編集は全体的に性善説~って感じ。

読み始めたきっかけの「Np.6」の世界観は好きなんだけどな。
あれも児童書だったんだっけ。
最近はもっとドロドロして胸糞悪くなる話が読みたい。

今回読んだこれは、それぞれ独立した短編が6編入っている。
純文学的な内容からファンタジーやSFまで、バラエティ豊か。
でも全部あさのさんだなーって感じのお話。
たまにちょっと気持ち悪いけど、基本的に繊細な感じが。

一番好きな話は、「がんじっこ」だな。
気の強い頑固者、つまり「がんじっこ」なおばあちゃんと、
彼女に振り回される村役場の若い女性職員との交流が、
まあ有りがちでユートピア的な展開だけど嫌いになれない。
私もたぶん、「がんじっこ」なりたいだけかもしれんけど。