水辺のベンチシリーズ⑨ マウント・ジョンに自力で登った時@テカポ
この写真、傑作だと思うんですよ(堂々の自画自賛)。
なによりも、自力でマウント・ジョンの登った人間にしか見られない景色という点でポイントが高い。
車道からは遠い、トレッキングコースの途中です。
しかもマウント・ジョンのコースは二種類あって、1時間コースと2時間コースなのですが、
これはより困難な2時間コースの方なのです!
困難といっても、素人の私でも踏破できるレベルだけども。
でも時間があるなら断然2時間コースの方がオススメ。
景色の美しさが桁違いだから!
2時間コースで登って、1時間コースで下りた私が断言するのだから間違いない。
でも私、登る途中でうっかり道を外れて車道に迷い出てしまったの。
電波も無ければ、道を尋ねようにも人間の気配もない。
旅の道連れはヒツジだけなのに、ヒツジは何を訊いても知らん顔で視線を逸らす。
ゴールは全然見えないし、といって立ち止まるわけにもいかず。
味方は背中を押す風だけ、なんて、どことなく文学みを感じつつ、
これが人生か…と噛み締めながら登りました。
下調べは大切ですねって結論でした。
でも漸う辿り着いた頂上で出会った一人旅の青年と楽しく山を下りましたっていう、
世は情け、なオチがあることは、また別のお話。