昨日の一冊「SOSの猿」伊坂幸太郎
比較的最近の作品かと思ったけど、文庫の初版2012年だった。
もう10年近く前じゃないか。
久しぶりに読んだら記憶より面白かった。
悪魔祓いをしていたらサルが出てきちゃったシーンで、
細かいところは完全に忘れてたから吹いた。
主人公の副業が悪魔祓いって、その設定の時点で面白いけど。
語り手の一人でもある猿の正体も、後半でスッキリして
株の誤発注事件から始まる諸々の伏線が回収されていく感じは、
伊坂作品らしいなーって感じ。
後書きによると単行本からは少し修正していると書いてあったので、
単行本版も読んでみたくなったり。
それと対になっているという漫画は、古本屋で見つかるだろうか。
最近は探すことすら忘れてしまうからなぁ。